――もし『魔法』が、ひとつの世界だったなら――
自身を橋の番人だと名乗る少女に案内され、水面に映った風景の世界へと飛び降りていく。
その際、橋の番人はその風景から水だけを抜き去ったのだった。
それは、『水面』の上下であったものがなかったり、なかったものがあったりする世界。
その世界で、『逆さま』になるものとは――
(イメージイラスト制作時期:2011年7月)