世界観について

昔々から、ルーベリーと、コーレニンという世界がありました。

もともとは地球の一部だったのですが、
ある日に地球の時空が歪み、
はみ出たところが千切れてしまいます。

千切れた時空は更に千切れ、
片方はルーベリー、
もう片方はコーレニン、
という世界になります。

それぞれ別の時空にあるので、
スペースシャトルを使っても人間は
どちらの世界に行くことはできません。
移動手段はただ一つ、魔法を使うことです。
ルーベリーもコーレニンも、
魔法が平気でまかり通る世界なのです。

ルーベリーは、地球の縮小版のような世界です。
昼にはお日様が昇り、夜にはお星様が輝きます。

しかし、コーレニンは閉じられた宮殿のような世界です。
コーレニンを外から見ることはできません。
昼夜の区別はありますが、季節はありません。年中、初冬の気温です。

コーレニンの支配者は地球を愛していたあまりに、
地球の縮小版のような世界・ルーベリーを、箱庭のように大切に守ることを決めました。
そのために支配者自身の魔力を使い、住民である魔法族の協力も得ながら、今日に至ります――